▲なんというかなぁ。
橋下さんという人は、へこたれないよ。
胸の底の底にチロチロと火が燃えている限り---。
橋下さんという人は、田中角栄さんに似ている。
どこか、胸の底に「怨念」のようなものをもっていて、それがいつも「熱」をもっているのだ。
熱が冷めない限り、何度でも何度でもでてくる。
ドイツのレニ・リーフェンシュタールという人を知っているか。
30代にして女優であり、映画監督であり、70代で水中カメラマンという人だ。
本物の才能というものは、一種の「業」だ。
一度や二度の失敗なんぞで、消える人間なんて、才能をもっているとは言わない。
本物の才能も橋下さんの怨念も同じようなものであろう。
繰り返し、繰り返し、何度でもでてくる。
以下、新聞から抜粋。
「大阪都構想」が住民投票で反対多数となってから1カ月。
12月での政界引退を表明した橋下大阪市長だが、
14日の安倍首相との面会を機に安保法制など国政課題の発信が増え、大阪では野党が「息を吹き返した」と警戒を強める。
「安全保障環境を整えることは国家の最重要課題だ。しかし、僕は今の国会に国の運命を委ねる気にはなれない」
16日、橋下氏はツイッターで、安全保障関連法案に関連して国会議員への不信感を書き込み、国政への関心を失っていないことをうかがわせた。
大阪市では、就任後初となる24行政区の視察をスタート。
阿倍野、西淀川両区の区役所や小学校を訪ねた。
合間には、「大阪維新の会」の市議団控室で、4月の統一地方選で当選した新人議員らに向け「しっかり政策を勉強してください」と激励。
沖縄戦終結から70年を迎える23日は、糸満市で戦没者追悼式へ参列する予定。
精力的な動きをみせる橋下氏について、自民の大阪市議は「官邸が余計なことをしてくれた。息を吹き返してしまった」とため息をつく。
習慣だった登退庁時の取材対応もやめ、その動向が報じられる機会が激減した橋下氏の存在感は低下したとの思いがあったからだ。
自民側は、都構想の対案とする府と大阪、堺両市の首長や議員が広域課題を協議する「大阪戦略調整会議(大阪会議)」を、大阪府市両議会でスピード可決させた。
堺市議会でも可決される見通しで、今秋の府知事・大阪市長のダブル選で好材料になるともくろんでいる。
維新側は、大阪会議は失敗して「都構想が再評価される」と先を読む。
橋下氏もその展開を見越し、市議団が大阪会議の早期開催を他会派に求めると告げると、あっさり答えた。
▲補足、感想など
まだ、この先、どうなるかは分からない。
でも。
冒頭でふれた。
橋下さんの胸の底の底で燃え続ける「怨念」は本物だ。
胸の奥で、火が燃え熱をもつ限り、何度でも何度でも、橋下さんという人はでてくる。
常人と思ってしまうのはとんでもない間違いだ。