▲マクドナルドの衰退か---。
当然と言えば、当然だろうな。
そうだな。
マクドナルドで奇妙な噂がインターネットに載り出したのは数年前か。
やれ、カウンターのメニューを取り除くとか90秒ルールとか奇妙な訳の分からぬことをさせている—という噂が立った。
90秒ルールというのは、社員が手早く作業をこなせ—という意味だろうが、それにしても短くないか--とか思った。なにか販売する女性が大変そうだ--とか書かれていた。
でも、カウンターからメニューを外す---というのがなんのことやら理解不能だった。
なぜなのだろう。
掲示板にその解答らしいことが書き込まれていた。
曰く。
カウンターからメニューをなくすと、上にかかっているメニューから選ぶしかない。
でも、年寄りになるとよく見えない、また、後ろの並んでいる人が気になる。
そこで、えい、セットメニューを選択する人が多くなる—というのだ。
これは、アメリカでそうしたら、売り上げ増という成果となったらしい。
そこで、日本でも採用したのだ—とか。
これは—と思わないか。
お客の便利などを一切考えていない—ということだ。
「遠くにあるメニューが見えづらいことを利用して」--売り上げ増を狙ったということなのだ。
そして、こういうことを考えたのが原田さんという会長なのだ—と。
そもそも、こういうことを考えるような店舗が栄えるか?
マクドナルドが衰退するなんて、当たり前ではないか。
以下、新聞から抜粋。
4月下旬。日本マクドナルドホールディングスの本部から取引先に一通のメールが届いた。
「7月1日以降の日本の位置づけについて」。
米本社を中心に地域別の管理をやめ、米国、高収益のけん引市場、急成長市場、基礎市場の4つに再編するという。日本が入ったのは基礎だった。
「日本はもはや『その他』の扱いか」。取引先幹部は言葉を失った。
わずか4年前に276億円の最高益を出し、米国に次ぐ収益性を誇った---
▲補足、感想など
プロの経営者を自称する原田さんという経営者によって、マクドナルドは衰退した—と言っていいだろうな。
そして、原田さんの後に入った外国人女性経営者が、マクドナルドの衰退に更に追い打ちをかけたということなろう。
なにか、社員の首切りをしながら、自分は数億円の報酬をもらって—ということで、批判されていたという記憶がある。
いや、外国ではそれが普通なのだろうが、社員が苦労しているとき、経営者だけ別という感覚が日本人社員のやる気を失わせて、更に衰退したのだったかな。
つまり、原田さん → カサノバさんといったかな の二人の経営者によって、藤田田さんが1970年頃に作り上げたマクドナルドというブランドを破壊してしまったということだろうな。
また、1970年という時代だからこそ、アメリカ風の食べ物が新奇な目で見られたのだろう。
それから半世紀を経てみると、マクドナルドを食べるくらいなら、うどんか牛丼の方を選択するという人が増えたのだろう。
マクドナルドという「ハンバーガー」が飽きられる時代が来たのかもしれないな。
その移行を、原田さん、カサノバさんという二人の経営者が手助けしたと考えると真っ当な解釈かもしれない。